「ホームページはないけど、Instagramはやっています」というお店は多いです。写真はきれいで、投稿も続いていて、フォロワーもそれなりにいる。それで困っていないなら、この記事は読まなくて大丈夫です。
ただ、お店の側からは見えにくいところで、お客さんが静かに離れている場面があります。よくある3つを書きます。
場面1:今日やっているか、分からない
お客さんがお店に行こうと思ったとき、最初に知りたいのは「今日、何時までやっているか」です。
Instagramでこれを調べるのは、意外と手間です。プロフィールの文章を読み、ハイライトを開き、最近の投稿をさかのぼって「臨時休業」の文字がないか確かめる。投稿は流れていくので、営業時間の案内がどこにあるのか、初めての人には分かりません。
DMで聞けばいい、と思うかもしれません。でも、行くかどうか迷っている段階で、わざわざ店に聞く人は少ないです。分からなければ、分かる店に行きます。
場面2:探している人に、見つけてもらえない
Instagramで見てくれるのは、すでにフォローしている人と、おすすめに出た人です。一方で、「日吉 ランチ」「綱島 ネイル」と検索して探している人がいます。この人たちは、今まさにお店を探していて、いちばん来てくれやすい人です。
検索して出てくるのは、Googleマップと、ふつうのホームページです。Instagramの投稿が検索に出ることもありますが、頼りにはできません。Googleマップに載っていても、ウェブサイトの欄が空だと、隣のお店と比べられたときに弱い(これについては別の記事に書きました)。
つまり、Instagramを頑張るほど「すでに知っている人」には届きますが、「これから探す人」には届きにくい、という状態です。
場面3:ちゃんとしたお店か、確かめようがない
予約をしたい、見積もりを頼みたい、取引を始めたい。そういう少し大きな一歩を踏み出す前に、人はお店のことを確かめます。どこにあるか、誰がやっているか、料金はどのくらいか、連絡先はどこか。
Instagramには、これがまとまった場所がありません。投稿を見れば雰囲気は分かりますが、「場所と料金と連絡先」を一度に確かめられるページがない。会社やお店を相手にする仕事なら、なおさらです。「ホームページがない」というだけで、候補から外れることがあります。
DMでの問い合わせも、お店の側で見落としやすく、返事が遅れがちです。お客さんは、返事が来るまでのあいだに、別のお店に決めています。
Instagramをやめる必要はない
ここまで読んで「じゃあホームページに乗り換えるのか」と思うかもしれませんが、違います。Instagramと、ホームページは、役目が別です。
| 役目 | 向いている内容 | |
|---|---|---|
| 今日の様子を見せる | 新作、季節の写真、お店の空気、常連さんとのやり取り | |
| ホームページ | 変わらない情報を置く | 営業時間、場所、メニューと料金、お店の紹介、連絡先 |
Instagramの投稿は、流れていくからこそ楽しい。ホームページは、動かないからこそ信用される。両方あって、やっと「今日の様子も分かるし、いつ行けばいいかも分かる」お店になります。
やることは単純です。ホームページを5ページ作って、Instagramのプロフィールのリンク先にする。Googleマップのウェブサイト欄にも入れる。それだけで、上の3つの場面は全部つながります。
- 営業時間を知りたい人は、プロフィールのリンクから1回で分かる
- 検索から来た人は、ホームページでお店を知って、Instagramで今日の様子を見る
- 予約や問い合わせは、フォームやメールで届く(DMの見落としがなくなる)
小さく始めるなら
5ページで足ります。トップ、お店について、メニュー・料金、営業時間と地図、お問い合わせ。写真は、Instagramに載せているものをそのまま使えます。文章も、普段の投稿でお店のことを語っているなら、もう材料はそろっています。
KJ products では、スマホで10分のアンケートに答えてもらえれば、原稿の下書きはこちらで用意します(文章を書けなくても大丈夫な理由)。Instagramはそのまま続けてください。足りない「固定のページ」だけ、こちらで作ります。飲食店・カフェの方は飲食店向けの案内も、美容室やサロンの方はライトプランをご覧ください。



