ホームページを作ろうとして、途中で止まってしまった人の多くは、デザインや料金で止まったのではありません。「原稿をください」と言われたところで止まっています。
「お店の紹介文を書いてください」「こだわりを400字で」。そう言われて、パソコンの前で固まる。何を書けばいいか分からないし、書いたとしても、なんだか宣伝くさい。そのまま何週間か過ぎて、話が消える。よくある流れです。
これは、文章が苦手だからではありません。やり方が違うだけです。
ホームページの文章は、作文ではない
学校の作文は、白い紙を渡されて「自由に書きなさい」と言われます。ホームページの原稿も同じだと思うから、固まります。
でも、ホームページに載せる文章は、ほとんどが質問への答えです。
- 何のお店ですか?
- どこにありますか?
- 何時から何時までですか?
- いくらですか?
- 他のお店と、どこが違いますか?
- お客さんによく聞かれることは何ですか?
お店をやっている人なら、これに答えられないことはありません。毎日、お客さんに口で答えていることです。「書けない」のは、紙の前で考えるからで、「聞かれれば答えられる」ことばかりです。
口で言えることは、全部原稿になる
たとえば、こんなやり取りがあったとします。
「どんなお店ですか?」 「町の自転車屋です。もう20年やってます。修理が多いですね、パンクとか」 「他と違うところは?」 「その日のうちに直します。パンクなら15分くらい。預からないので、乗って帰れます」 「よく聞かれることは?」 「出張修理やってる?って。やってます、近所なら」
これを並べ替えて整えると、こうなります。
港北区で20年、町の自転車屋をやっています。いちばん多いのはパンク修理。その日のうちに直して、乗って帰っていただけます(パンクなら15分ほど)。近所であれば、出張修理もしています。
新しく書き足したことは、ひとつもありません。 言ったことを、読める順番に並べただけです。原稿を作るというのは、こういう作業です。そして、この「並べ替えて整える」ところは、お店の人がやる必要がありません。
KJ products では、こうしています
やってもらうのは、スマホで答えられる10分のアンケートだけです。
| 内容 | |
|---|---|
| 質問の数 | 14問。必ず答えるのは7問だけ |
| 答え方 | 思いつくまま、話し言葉で。文章になっていなくて大丈夫 |
| 分からない項目 | 空欄のままで大丈夫 |
| 写真 | あれば5枚まで。スマホで撮ったもので十分 |
| そのあと | こちらで5ページ分の原稿の下書きを用意して、LINE かメールでお見せします |
下書きを読んで、「ここは違う」「これも言いたい」を返してもらえれば、直します。打ち合わせに来てもらうことも、長い文章を書いてもらうこともありません(アンケートから公開までの手順は公開までの流れにまとめています)。
「書けない」より怖いのは、「書けるまで待つ」こと
原稿が書けなくてホームページが止まっているあいだも、お客さんは、お店を探しています。そして、見つけられたお店に行きます。
完璧な文章は要りません。「何のお店か、どこか、いつやっているか、いくらか、どう連絡するか」が分かれば、ホームページは仕事をします。言葉は、あとから直せます。まず、質問に答えるところから始めてください。



